Tudeschk ツデシュク ナイン

手織り絨毯
around 1940 10ⅹ10knots/1㎝

around 1900 cork wool on cotton

around1940 wool with silk on cotton

around1940 wool with silk on cotton

 

around1940 cork wool on cotton

around 1930

around 1940

 

around 1940 corkwool on cotton

around1950 wool with silk on silk

今にち中々手に入れるのが難しい絨毯にTudeschk・ツデシュク絨毯が有ります。
ツデシュクとはイラン中央部のイスファハンとナインの途上にある小さな村の名で1800年代末から1900年代半ばにかけて高品質な素材・織りで作られた非常に貴重な絨毯です。第二次世界大戦の影響で生産が減少し更に1957年の大地震で大打撃を受けたのを期に絨毯職人がナインに移り住みナインに吸収されてしまう様な形に成りましたが、全盛期の1920年~1940年にはカシャンやイスファハンに勝るとも劣らない出来栄えでアンティーク入りしたツデシュク絨毯は収集家羨望の的です。
ツデシュク絨毯は産業革命後の反動で興った19世紀末の手織り絨毯復興期に既に生産が始められていますので、1920年代にイスファハン職人の指導の下、始まったと言われる現在のペルシャ絨毯5大産地の一つに挙げられるナイン絨毯より早く生産が始められた事になります。
60年~70年から100数十年を経て現在ナイン・ツデシュクと呼ばれる絨毯は染・織り・デザイン・材料など全てに渡って色褪せること無い希少な絨毯です。花や植物がモチーフのメダリオンコーナーやパルメット&ロゼットのオールオーバーデザインなどは見事なものです。素材は綿の縦糸に上質のwool pileかwool with silk が基本ですが、silk on silk や wool on silkなども見られます。上質品の織りの密度は基本100万ノットです。

 

1900

1900

1950

1910

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1957年のイラン中央部で起きた7月(マグニチュード7,1)と12月(マグニチュード7,3)の大地震では3,000人以上の人が死亡しました。絨毯織りを含めて地域に与えた影響は多大であった様です。

お使い下さい!!手織り絨毯
フロムギャッベ

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