遊牧民のテント飾りハッチリ・engsi(エンシ)

手織り絨毯

主に中央アジアの遊牧民がテントの入り口を飾る絨毯が有ります。トルクメン語でそんな絨毯をハッチリと言います。広くはエンシと呼ばれています。
テュルクメンのテッケやサリク・ヨムート・エルサリ族などによるものが有名で赤基調の幾何学模様に植物柄が定番です。テュルクメンのエンシとテント内のメインカーペットの違いは①大きさと②デザインに上下が有るか、上下対称かで容易に判ります。エンシはドアですのでメインカーペットより小さくて上下が有るデザインに成ります。上下非対称でサイズが120×180㎝前後のものはエンシ用に作られた可能性が高いです。その際、少し小さ目になりますが、お祈り用の絨毯  namazlyk (prayer-rug)(ジャーナマジー)も上下非対称ですので注意して区別して下さい。反対に床に敷くメインカーペットは凡そ200x220㎝以上の大型で上下対称のデザインです。

エンシ絨毯はテントの入口の飾りに使う為に力作揃いでコレクターズアイテムになっています。

yomud engsi1880

yomud engsi

19th bashir engsi

 

 

 

 

 

 

engsi テッケ族 トルクメニスタン

19 世紀後半の西トルキスタン出身のハッチリ・エンシ

 

 

 


mongolia-engsi 1950-wool on cotton

engsi 1950 196x136

engsi 1950 196×136㎝ mongolia

 



お使い下さい!!手織り絨毯
フロムギャッベ

 

 

 

 

 

 

 

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