余談、絨毯コレクター

手織り絨毯

余談ですが、手織り絨毯やキリムを収集して満足するコレクターが結構います。

そう言う私も小学校に入ると牛乳瓶の蓋・酒蓋・めんこに始まって記念切手を経て中学・高校生になると映画のチラシ・パンフレットを集め大人になるとゼンマイ式の壁掛け・置時計を経てアンティークウォッチや1900年頃までの古い鍵巻懐中時計の鍵のみを集めたりしていました。興味の無い人から見ると全く馬鹿馬鹿しいように見えますが、これが<楽しく苦労して、探し当てて手に入れる>ととても満足なんですね。
昭和の時代、今は無き喫茶店やバーで貰えるマッチを集めて今でも持っている友達がいます。彼が都立青山高校時代に当時近所でjazz喫茶をしていた作家の村上春樹さんに貰ったマッチが自慢の様です。又、ひたすら初版本や使わない古いカメラや浮世絵だけを集める人にも出会いました。勿論女性にもアンティークアクセサリー・コスチュームジュエリーやドールハウス・ブランド食器などを収集する人などもいらっしゃいますが、どちらかと言うと現実的な女性よりも男性の方が何故か収集癖は強いような気がします。
収集癖をくすぐる物にはには手作り・時代を経た物・一点物・入手し難い珍しい物と言った共通点がある様に思います。その魅力に填まってしまって食べる事や着る事もおろそかに<ひたすら>に収集する人々もいます。
先の<NHKの朝ドラらんまん>を観ながら牧野博士の植物採集も学術的な使命感もあるでしょうが、その様なコレクター的側面も強いのかなと思ったりしました。

手織り絨毯・キリムにもその様な共通点→魅力が有りコレクターが結構います。手織り絨毯は重たくてカサが張るのでどうしても住宅の狭い日本では小さく畳んで仕舞えるキリムに特にコレクターが多いですが、1980年頃から1990年代に掛けて本当にキリムが凄い人気でしたのもコレクターに支えられていた事が大きいと思います。
手織り絨毯は販売していると先の収集品の様な傾向・魅力を持つ物であると感じます。
ある人にとっては<もう敷く処が無いのよ>と言いながらも気になって見てしまう物で有り,一方ある人にとっては全く興味の対象に為らない物の様です。
玄関・廊下からリビングルーム・ベッドルームまで既に絨毯を敷いており傷んでもいないので買う必要も無いのですが、絨毯は気に入ってしまうと又買ってしまう力を持っています。ただ、そんな手織り絨毯の持つ力が通用するのは少数派でしょうが、いらしゃいます。

手織り絨毯は化繊や機械織りの品より勿論価格は高いのですが、予算が有る無しに関わらず手織り絨毯に魅了されてしまって購入される方がいらっしゃいます。
そんなことで絨毯屋が存在出来ているのでしょうね。

お使い下さい!!手織り絨毯
フロムギャッベ

 

 

 

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