トルコの毛布 バッタニエ

手織り絨毯

最高に温かくて柔らかい肌触りの毛布・バッタニエ(battaniye)はトルコの南東シールト県で現在も織られています。シールトキリムとも呼ばれます。

実は昔バッタニエをトルコの物ともバッタニエ(毛布)という呼び名も知らないでただモヘアを使ったナチュラルな珍しいキリムとして販売していました。
と言うのもテヘランのバザールのアゼリーの絨毯商が数枚のバッタニエを通常のキリムに混ぜるのでキリムの一種と言う認識でした。10年近く前のことですが、阿佐ヶ谷でよくお会いして御話をした荻窪のお客さんが、バッタニエを登山家の方から援助と引き換えに貰ったとの事でしたので詳しく調べてみて初めてトルコの毛布であると知った次第です。
バッタニエはトルコの南東のシイルト県あたりのクルド人の人々が寒さ凌ぎの為に作る無染色のモヘアを使った毛布ですが、片面が独特の起毛処理がなされてより柔らかく肌触りが良くなっています。
デザインはボーダー、ストライプ、簡単な幾何学模様がほとんどです。素朴な風合いが魅力です。
バッタニエはキリムや絨毯と較べるとフワッと軽くて肌ざわりが良いのでインテリアとしてはソファのカバーになどにも適しています。又、軽くて小さく折り畳めますので寒い屋外に持ち出しても重宝します。
ウールのセーターをお家でお洒落着洗いする様に洗えるのが便利です。シャンプーを使って簡単に手もみ洗いも出来ますね。

 


お使い下さい!!手織り絨毯
フロムギャッベ

*トルコの南東部に多く住むクルド人は紀元前の遥か昔から現在のトルコ、イラン、イラク、シリアの国境地帯クルディスタンで暮らしていた遊牧民の出自ですが、第一次世界大戦後に国境が定められて国境を跨いで暮らす国を持たない民族となって仕舞いました。丁度イランの東側の遊牧民バローチ族と同じような境遇ですね。イラクの湾岸戦争後のクルディスタン自治地域やイランの西のサナンダジを州都とするクルディスタン州・東のザーヘダーンを州都とするスィースターン・バルーチェスターン州やパキスタンのバルーチスタン州の様に国名ではなく州名にその名を残すのみです。因みにクルド人は4千五百万人程・バルーチ族は1千万人程の人口の様です。

*モヘアは、アンゴラヤギ(Angora Goat)の毛から作られる高級繊維で、元々トルコのアンカラ地方が原産地です。絹の様な光沢と柔らかい肌触りが特徴で高い保温性を持っています。

 

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