ペルシャ絨毯 モバラケ

手織り絨毯
mobarake 1900 wool cotton 222x146

今回はブログ”フロムギャッベ手織り絨毯の話”の中でも何となくシリーズの様になっている今は無き絨毯産地の一つモバラケに付いてです。

手織り絨毯の製造は極度の集約労働型の産業ですのでその土地により良い産業が興ると労働者不足とコストの上昇が起こり衰退してしまいます。ペルシャ絨毯も残念乍ら沢山の産地が生産しなくなりました。
モバラケも1979年のイラン革命辺りを境に製鉄業が起こり絨毯作りをしなくなった産地です。イスファハンから50㎞程の距離に在るモバラケ絨毯のデザインはイスファハンを倣ったオーソドックスな美しい花葉模様・ペルシャ模様をペルシャ結びで織ったものですが、縦糸に綿糸が使われて居ります。拠って縦糸に細いシルクを使うイスファハン絨毯より通常は粗く60万ノット程で織られて居ります。主に欧州へ輸出された僅か80年程の生産期間で有ったと思います。日本ではあまり見かけませんが中古品でドザール(約3平米)50~80万円程の値が付けられています。

mobarake around1950

 

 

 

 

around 1950

1970

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1970

1950

1960

mobarake 1900 wool on cotton 222×146

 

 


お使い下さい!!手織り絨毯
フロムギャッベ

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