紀元前550年成立のアケメネス朝ペルシャ以前のメディア王国時代の古い都であったハマダンの小さな村ジョーザンは今日ではハマダンで最もエレガントで上質と言われる絨毯が、生産されています。
伝統的なトランジ・ラチャック(メダリオン・コーナー)のデザインは花や樹木で埋め尽くされて居り18世紀末から1920年頃のペルシャ絨毯の復興期にヨーロッパで大流行したスルタナバードのサルークデザインの様です。ウールの質・織り共に良く踏み心地の良い出来栄えです。美しさと使い心地そして耐久性を兼ね備えた星3ッツの絨毯です。
お使いください!!ペルシャ絨毯
フロムギャッベ
*サルークは元々スルタナバード(現在アラク)の北にある絨毯産地名ですが、あまりに有名なサルークを代表するデザインとなり絨毯のデザイン名として使われるようになりました。第一次世界大戦でヨーロッパが戦火にみまわれるとアメリカ向けデザインに方向を変えアメリカンサルークなる更なる発展を見ます。
ケルマンラバーと丁度同じ様に地名がデザイン名に転化した使われ方ですね。
*ハマダン州のジョーザン(Jowzan)とアラク(アラーク)やサルーク(サルーック)は割と近いのですね。ジョーザンとハマダンの中心地と変わらない位の距離ですね。
*ペルシャ絨毯を覚える時イランの大まかな地図が、頭に浮かぶようになると記憶に残り易く成る様です。手織り絨毯は産地名で呼ばれることが多いのと地域性が現れるので系統立って覚えられるようです。