Lori pambak Almena ロリ‐パンバク  コーカサス絨毯

手織り絨毯

今ではすっかりコレクターズアイテムとの感が強いコーカサス絨毯ですが、人気は高く其のデザインの復刻品が、kazak絨毯としてインド・パキスタン・アフガニスタンで作られています。そんなコーカサス絨毯の中でも19世紀の後半から1910年代までのロリ・パンバク絨毯は特に人気が高く手に入れるのが難しくなっているようです。

以上9点はいずれも現在のアルメニア北部の山岳ボルチャリのロリ(ロル)地方でかつてカラパパフ・トルコ人によって織られたコーカサス絨毯Lori‐panbak)の典型的なデザインの物です。
ボーダーを持ち中央部には大きな八角形のメダリオンを一つないし2つ以上配し、その周囲・内部を動物・星・水・木など遊牧民由来のモチーフや幾何学デザインが装飾的に使われています。

アルメニアは古代のコーカス地域の大国で東ローマ帝国とペルシャ帝国の間の重要な緩衝地帯でありましたが、301年よりキリスト教を国教として、オスマン帝国・ペルシャ帝国・ロシア帝国の干渉支配を受けながらも独自の文化を形成しました。アルメニアも1991年のソ連邦の崩壊後独立を果たした国の一つです。

現在1900年前後にヨーロッパに盛んに輸出されたパンバク絨毯が現在コレクタブル・アンティーク絨毯として主に欧米市場で見る事が出来ます。

織り・4x3ノット/㎠程、ウール100%・手紡ぎ・天然染料が基本です。

 

                  お使い下さい!!手織り絨毯      フロムギャッベ


Loru Pambak, Lot 96, 127x109cm,
Nagel’s Big Senmurv Auction, Munich 

上記のような八角メダリオンではない変則的なカエル・メダリオンのロリ・パンバク絨毯がドイツのオークションで1993年(1DM=60~70円)に15,000DMで落札されましたが、ランバル村の<ロリ・パンバク>ラベルの物との事です。

 

 

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