ジャーナマジー絨毯

手織り絨毯
Caucasus Karabagh prayer carpet 19th wool on wool 128x98

トルコやイラン、アフガニスタンなどイスラム教の国々の手織り絨毯にジャーナマジー(ペルシャ語でジャーは場所・ナマジーはお祈り)という図柄の絨毯が有ります。
これはモスクの内部の壁にお祈りを捧げる方向を示すアーチ型に先が窄んだ門(扉)の様な型の窪み(ミフラブ)を絨毯に織り込んだ物ですが、メダリオンコーナー(トランジ・ラチャック)程ではありませんが、ゴルダニ(花瓶模様)生命の樹(tree of life)などと並んでしばしば登場する有名な絨毯デザインの一つです。
イスラム教がアラブのウマイヤ朝(661年~)・アッバス朝(750年~)の時代に現在のトルコ・アゼルバイジャン・イラン・トルクメニスタン・ウズベキスタン・アフガニスタン・パキスタン辺り一帯に拡大・浸透した結果イスラム文化と遊牧民の人々が織っていた素朴な絨毯が融合して現在の様に幅広い趣向の手織り絨毯が出来上がったと言えます。
そのような経緯から手織り絨毯は遊牧時代の素朴さを色濃く残したものとその後イスラム文化特に宮廷文化の影響を強く受けた芸術的意匠の物があり前者を村の絨毯・部族絨毯と後者を都市の絨毯と判り易く二つのグループに別けていますが、ジャーナマジー(ミフラブデザイン)都市で織られるトルコのヘレケ・カイセリやペルシャの高級絨毯からバローチ族など遊牧民ルーツの部族絨毯と呼ばれるものまで広く使われる絨毯デザインです。トルコやペルシャの高級絨毯などに見られる芸術的な物からデフォルメされたデザインのものまで様々でミフラブの上部の型もモスクの天井の様なアーチ状三角屋根状凸状など織り手の人々や目的によって色々です。都市の高級絨毯にはミフラブの中に生命の樹ゴルダニ(花瓶)文様を取り込んだ複雑で芸術的なものが多く見られます。

prayer carpet Turkmenistan, 19th wool on wool 230 x 120

Baluch prayer rug, Persia, around 1940, wool on wool 180 x 93

Baloch prayer rug 19th wool on wool 150 x 90

Baloch prayer rug, Afghanistan, around 1920, wool on wool 125 x 90

 

コーカサス sirvan 19th

コーカサス絨毯

*モスクの無い地域では遊牧民にとって持ち運びの出来るジャーナマジー絨毯は文字通りお祈りの場所で有った様です。


イラン クム 1970

 

kula turky around1800

ヘレケ デザイン

isfahan-1950-kork-on-silk-160×116㎝

バフティアリ

バクティアリ 1960

クム コルクウール

 

hereke silk 1980

hereke silk 1980 tschinar 45×33

ヘレケ シルク

qum silk 1950 157×105

Panderma, Turkey, around 1900, mercerized cotton 85 x 136

Kayseri

 

Keschan 1970 Woll on cotton 90 x 65 cm

Kayseri

silk kayseri 1950 130×88

 

*楽園への入り口の様な幻想的なデザインが見られます。


 

 

 

 

 

お使いください手織り絨毯
フロムギャッベ

 

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