ヘリス Heriz の絨毯

手織り絨毯

ヘリスの絨毯は一言でいうとカッコイイ!! 個性が際立っていてカッコイイ。
ギザギザと特徴ある8角星の様なメダリオンや躍動感ある幾何学模様と大胆な色彩が異彩を放ちます。 黒・白・金色のアウトラインに赤・青・緑・オレンジなどが主に使われます。
ヘリスはイランの北西部のアゼルバイジャンにほど近いサバラン山麓の厳しい気候の村ですが、19世紀後半の欧州の手織り絨毯需要の高まりに供給が間に合わず、タブリーズ商人の指揮で開かれた産地ですので比較的新しいペルシャ絨毯産地です。欧州で1900年前後に大人気のコーカサス絨毯のデザインの影響を受けたのかも知れませが、近隣のタブリーズやビジャーなどと違う独特の意匠が光るペルシャ絨毯です。このコーカサス絨毯デザインの影響は同じくアゼルバイジャンとの国境近くの産地であるアルデビルやカラジェなどの古い絨毯にも感じます。

単独で絨毯を見るととても素晴らしいのですが、どんなカーテンの付いたどんな部屋のどんなソファに合わせるのか、デザインの主張が強すぎて合わせるのが、結構難しいと思います。このような絨毯は絨毯が決まった後にカーテン・家具などの内装品を揃えて貰えれば一番ですね。
今までの日本ではナインやカシャンなどの比較的おとなし目の唐草模様や草花柄が主流でしたが、あと10年、20年もすると大逆転するのかもしれません。

ヘリス

heriz 1920

heriz-around1900-eool-on-cotton-375×236-

 

ardebil 1950 277×173㎝

heriz-1910-340×240

Heriz 19th 130×94㎝

 

カラジェ

ヘリス絨毯はアゼルバイジャン寄りのデザインで織りはトルコ結びで肉厚で丈夫という印象です。サバラン山の銅成分を含んだ水が耐久性のある羊毛を作るとも言われているようです。欧米ではとても人気が高い絨毯です。


お使いください!!手織り絨毯
フロムギャッベ

 

 

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