サフ(saph)絨毯 / Prayers carpets

手織り絨毯
Khotan saph

国際的オークションハウスとしてクリスティーズと共に有名なサザビーズでも美術館級の珍しい手織り絨毯が出品され高額で落札されます。アンティーク中心の欧米の絨毯商はこういったオークションも利用して売り買いしているそうです。以前ブログ:手織り絨毯の話でも題材に成りましたイスファハンのアブドラヒム・シュレシ絨毯、セラピ絨毯、カシュガイのシェカルー、タブリーズのハージ・ジャリリ絨毯、寧夏(ニンシャー絨毯)、カシャンのモフタシャム絨毯、Dabir絨毯、コーカサス絨毯などを見つけることが出来ます。

 HADJI JALILI TABRIZ 

カシュガイ shekalu

カシュガイ shekalu

Oushak  West Anatolia17th 

bakshaish

Kashan Mohtasham   last quarter 19th 

 

            isfahan shureshi

           ZIEGLER MAHAL CARPET 

                             Dabir Kashan carpet

                    LION-DOG-MEDALLION   NINGSIA-carpet王座絨毯    around 1750

An Azerbaijan gallery carpet, late 18th

                 Agra 19th               


中でも非常に珍しい<並列祈祷用絨毯・サフ>が10,080GBPで落札されて居りました。それは東コーカサスのシルヴァンかクバで織られた6連のサフですが、1868年製と日付けが入って居り、現存するサフの中最も古いものです。

    Caucasian saph  Shirvan or Kuba  1868年   10,080GBPで落札

同じくサザビーズオークションにて2006年12月に39,000USDで落札された1875年製の判明している最古のサフとして絨毯書籍に掲載されたり美術館で展示されて有名なMichaelianサフ(シルヴァン製)が有りますが、それより7年古いので最古のサフ絨毯となります。勿論判明している内では最古で有りますが、今回の様に古さの更新がいずれ成されるかもしれません。

                                      東コーカサス 1875年


かつてサフはトルコ・ペルシャから東トルケスタン・インドと広い地域で作られて居りましたが、コーカサス・サフがコレクターには最も人気が有るようです。1900年前後にはウール製サフが実用品として作られていましたが1900年代後半になるとトルコのヘレケやカイセリのサフデザイのシルク絨毯やフロシュ絨毯はしばしば見かけますが、実用的なウール製の大きなサイズの物は見つかりません。

Early Khotan Rug, East Turkestan, late 18th wool on cotton 368 x 114  Khotan in so-called Saph prayer-type


                                                                                      Kayseri Flosch Saph 1990  merⅽerized cotton  187 x 61 シルクでは無くflosch on cotton

                Silk & Metal-Thread     Hereke-Saph  1970

 

 


お使い下さい手織り絨毯
フロムギャッベ

mercerized cotton(マーセライズドコットン)とは、綿糸を苛性ソーダで処理し、繊維を膨潤させて艶・強度滑らかさを高めた高級加工綿。
*flosch(フロシュ)強捻ウールはトルコのカイセリで1970年代より使われた独特のシルクの代用素材です。(シルクの様な光沢・シルクより安価)
*メタルスレッド(金属糸)を使って絨毯に豪華さを加えるのはオスマンペルシャ・ムガールなどの古い技法ですが、宮廷絨毯や祈祷用絨毯にしばしば使われました。

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