部族絨毯のデザイン

手織り絨毯

自然をモチーフした手織りの部族絨毯の部族デザインは各遊牧系民族・カシュガイ・アフシャル・ヤラメー・バローチ・トルクメンなどなど、、、で各々特徴が有り、種類も豊富でその高いデザイン力は大いに我々を楽しませてくれます。象形文字を思わせるような抽象的なものやトルクメンのギュルと言う紋章の様な物からもっとリアルな物まで色々です。一目で判る鳥・羊・鹿などの動物や蝶々やスカラベなどの虫の類、そして有名な生命の樹やペイズリー柄などの植物や太陽・星・川や空、砂漠・山など自然界の全てからインスピレーションを受けてデザインされています。古代の人々が洞窟の岩肌に狩りの様子や古代文字を刻んだ物が残されていますが、遊牧民の人々は紀元前数世紀より絨毯に刻んでいたのですね。命・子供・魔除け・幸福と言った色々願望を込めた意味合いを持つ物もあり研究すると面白そうです。又、遊牧民は移動して合流したり離れたりする民族ですので各部族間共通のデザインも多くあり見分けのつかない物もあります。これはタイマニor バルーチか?の様に
この手の部族柄の知識はトライバルラグのコレクターや専門に扱う90年代より続くトライバルラグ専門業者や研究者に勝るものは有りません。
部族絨毯は所謂ペルシャ(イスファハン・タブリーズ・カシャーン)やヘレケ・トルコの高級絨毯と違い1970年辺りから欧米で脚光を浴びて研究が始まり書籍が出版されたり展示会を通じてやっと人々の知るところになったマニアックな手織り絨毯なのです。日本では欧米より10年~20年遅れて1980年代に専門に扱う人々や研究者・コレクターが現れてちょっとしたブームになりました。その後下火になりましたが、ここ5年程又、トライバルラグは人気のアイテムとなっております。35年程前のブームはコレクション目的が多いブームでしたが、近年の人気を支えているのは純粋に部屋に敷いて使ってみたいという要望からの様です。

 

 

 


 

 

 

 

お使い下さい!!手織り絨毯
フロムギャッベ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お使い下さい!!手織り絨毯
フロムギャッベ

タイトルとURLをコピーしました