感謝!! blogフロムギャッベの〈手織り絨毯の話〉

手織り絨毯

2023年9月23日の初投稿以来1年で120件余りの投稿を重ねたblog〈手織り絨毯の話〉ですが、多くの方に御覧頂きましてとても有難く思います。

ウールのペルシャ絨毯を中心に思い付くと各地の手織り絨毯に付いて投稿してきましたが、手織り絨毯の物としての力は勿論ですが、手織り絨毯の製作技術の伝播力には改めて関心してしまいます‼

中央アジアを起源に東は中国そして日本、西は北アフリカ、スペイン、南はインド・パキスタン、北は北欧・西欧・旧ソ連の国々を含めた東欧の国々まで其の技術が伝わり織られた事実が有ります。暑い気候や遠く海で隔てられた地域には伝播しなかったのか根付かなかった様です。①エジプト・チュニジア・モロッコ辺りの北アフリカを除くアフリカ諸国、②サウジアラビアの遊牧民ベドウィン族の絨毯やシリアのシルク絨毯などが有るもののその他多くのアラブ諸国、③高温多湿の東南アジア諸国、④アメリカ大陸、⑤南太平洋の国々などにはパイルの手織り絨毯の技術は伝播しなかったと言う事です。

今後も出来る限るブログの投稿を続けたいと思って居りますので、是非御覧下さい。もしもブログをご覧の上で祖師谷の店に御来店のお客様がいらしゃいましたらブログを見たと教えて下さい。とても励みになって2~3話の投稿は出来るエネルギーを貰えると思います。今月はブログを見たと伝えて戴きましたら感謝!!粗品も進呈させて頂きます。


お使い下さい!!手織り絨毯
フロムギャッベ

上記の①の北アフリカやサウジアラビアの手織り絨毯織りもペルシャと同様にアラブ世界による占領前のベルベル人やペドウィン族の人々の手仕事で有った様です。15~16世紀にエジプトで栄えたマムルーク朝時代の有名な手織り絨毯の担い手もトルコやコーカサス辺りの人々によるものであった様です。基本アラブの人々は使うのは大好きなのですが、手織り絨毯をつくるのは向いていないのかもしれませんね。

タイトルとURLをコピーしました