フロムギャッベ店主

手織り絨毯

horse cover kilim パルデアスブ (pardeh asb)

羊飼いの人々の次の遊牧地への大移動の際に大事なのは家畜です。かつては沢山の荷物を運んでくれる駱駝を始め馬やロバなどが無くてはならない必需品でした。次にキリムも大事な生活の必需品です。厳しい寒さから守って快適に暮らせるように工夫を凝らしたキリ...
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駱駝の毛(camel wool)も絨毯に!

現在遊牧民系絨毯と言えばまず羊の毛で作られていますが、かつては駱駝の毛を使ったりゴートヘアーを使ったりされました。更に古くは牛やカモシカなどその他の動物の毛も使われた様です。数百年以上前の絨毯には如何なる動物の毛かも判明しない物まである様で...
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出た~ビックリ偽のライオンギャッベ

ライオンギャッベの呼び名で人気のペルシャンギャッベの象徴的なライオン柄の手織り絨毯までもが、インド製で完コピされて沢山売っていました。某国のディズニーランド擬きではないですが、商魂たくましくて驚きました。一般の消費者ではちょっと見分けられな...
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ファールス地方 ハムセ連合 バードラグ

ハムセ連合はカジャール朝により1861年に対立するカシュガイ族への対抗勢力として同じイランの南西ファールス地方の山岳地帯に住むアラブ系・トルコ系・ペルシャ系のハムセ(アラブ語の5)の異なる部族が一つの部族連合として纏められたものです。20世...
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ギャッベ絨毯 パッチワーク柄orモザイク柄

2000年前後頃に流行ったギャッベ絨毯のパッチワークかモザイク柄の様なデザインを最近再び良く見かける様な気がします。リバイバルなのでしょうか?流行は繰り返されるのでしょうか?モザイク柄のギャッベは2000年前後頃には有名ギャッベブランドでも...
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ウール製手織り絨毯の遊び毛

新品のウール製手織り絨毯は多かれ少なかれ何れも遊び毛と呼ばれる毛糸の不要物が出ます。手織り絨毯は正規のルートで輸入されるならば織り終わった後で、現地で2~3回は水洗い天日干し・最終仕上げされるのですが、それでも遊び毛は出て来ます。ペルシャン...
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やっぱり楽しいオールドギャッベ

やっぱり楽しいオールドギャッベです。*イラン南西に位置するファールス州のザクロス山脈の遊牧民の人々が、テント生活の必需品として作っていた1980年代頃までのギャッベ絨毯を特にオールドギャッベと呼んでいます。オールドギャッベ絨毯は何枚見ても飽...
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ペルシャ絨毯 モバラケ

今回はブログ”フロムギャッベ手織り絨毯の話”の中でも何となくシリーズの様になっている今は無き絨毯産地の一つモバラケに付いてです。手織り絨毯の製造は極度の集約労働型の産業ですのでその土地により良い産業が興ると労働者不足とコストの上昇が起こり衰...
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クムのウール絨毯

クムはイランの中央部にあるペルシャ絨毯の有名産地ですが、コムやゴムと人によって違う発音で呼ばれる事も有ります。       クムウール?現在ペルシャ絨毯でシルク絨毯と言えばクムです。クムはペルシャ絨毯産地としては1930年頃より始まった新し...
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カシュガイ? アバデ abadeh です。

カシュガイの絨毯と思いきやアバデという事が有ります。上下に出ているフリンジ(縦糸)がウールではなく綿が使われているのでパリッと固く織れていますので良く見れば容易に判別出来るのですが、離れて見るとカシュガイ絨毯の様です。アバデは同じファールス...