アブドラヒム・シュレシ Isfahan

手織り絨毯

昨年の末にアブドラヒム・シュレシ(Abdolrahim Shureshi)の絨毯がオークションハウス・クリスティーズに出品され8,250ポンドで落札されました。手数料・関税・運賃など別途掛かるでしょうが、凄くお買い得で有ったと思います。もし30年・50年後に市場に出れば相当の額に成っている筈です。

世界の2大オークションハウス・サザビーズクリスティーズは博物館・美術館級のペルシャ絨毯が出品されます。因みに世界最高額32億円で落札されたサファビー朝時代製作の<クラークさんのサークル・リーフ絨毯>はサザビーズ・オークションでの記録です。

               2025年             オークションハウス・クリスティーズにおいて £8,250で落札された       シュレシ絨毯 1920年頃    211x 138cm 121万ノット

アブドラヒム・シュレシは1869年イスファハンに生まれ1930年イスファハンに没した絨毯マスターです。イスファハンはサファビー朝時代に宮廷絨毯作りの中心地として栄えましたが、1722年のアフガン侵攻に拠って途絶えてしまいます。しかし19世紀の末にペルシャ絨毯の需要の高まりに応えて再興されます。アブドラヒム・シュレシはイスファハン絨毯再興の立役者の一人と言われています。

19世紀の末、シュレシは運良くジリ・スルタン・マスード・ミールザ王の援助を受けて絨毯工房をイスファハンに構えるとロシアとの貿易商人の依頼を受けてロシア皇帝ニコライ2世へ絨毯を納める事となります。その後、イスファハン絨毯の有り方を指し示す様な自然染料経糸シルクコルクウールパイル高密度絨毯を1930年に没するまで製作し息子に引き継ぎますが、工房は1961年まで続きました。特に天才デザイナーミルザ・アーガ・エマミーとの共同制作<Emami × Shureshi>の名で知られる絨毯は、高品質、卓越したデザインで高く評価されています。アブドラヒム・シュレシの存在がイスファハンがその後セイラフィアンハギギと言った名工房を生む礎になったと言われます。

 

                                                               Emami × Shureshi

 

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フロムギャッベ

ミルザ・アーガ・エマミー(1881年~)は絨毯のみならずミニチュア絵画・革の焦がし絵・照明などの分野でペルシャ伝統美術の再興を成した天才で<ペルシャのダ・ヴィンチ>と喩えられます。

2026・03・03 雨

 

 

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