11世紀セルジュク朝の時代からオグズ系の遊牧民がバルカン半島・中央アナトリアのクズルウルマク川(スィヴァス県 源流・サムスン県黒海 注口)以西に流入し始めトルコ内の地中海沿岸や内陸の谷あい、山岳地域と広い地域で遊牧生活を営むようになりオスマン帝国時代にはトルコ語でユルクと呼ばれていました。
トルコの手織り絨毯と言えば高級絨毯カイセリやヘレケを思い付きますが、ユルクの人々が定住化以前に残したアンティーク絨毯の様に何とも言えない原始の魅力が有りコレクターズアイテムとなっているトルコ絨毯があります。
ユルクの人々は20世紀前半までペルシャのファールス州のギャッベ絨毯の織り手と同じく主に夏と冬の野営地に移牧を繰り返しながら女性達は手織り絨毯を結ぶという生活スタイルでしたが、国の20世紀の定住化政策や1960年国有林内の放牧禁止法によって20世紀後半には殆ど遊牧はされなく成って行きました。
主にユルクの人々による手織り絨毯はアナトリアの西部・西南部のダズギリ・ベルガマ・メグリ(フェティエ)・メラスなどと取引された都市名で呼ばれています。

アナトリア地図
アンティークの遊牧民絨毯ですので勿論、ナチュラル染料/手染め/手紡ぎ/wool on woolの原始の絨毯の魅力に溢れています。独特の色彩感覚とデザインが魅力です。

Bergama around 19th

Bergama 19th

Yuruk 19th

Melas around 1900

Bergama around1950

Melas around1950

Melas 19th

Megri 19th

Bergama 19th

Bergama around 1930

Yürük around 1900

Dazgiri Western Anatolia 19th

Bergama around 1900

Melas around 1910 1920

Dazgiri around 1940

Dazgiri Southwest Anatolia 19th

Megri around 1900

Megri 1900

Dazgiri West Anatolia early 19th

Yuruk 19世紀

お使い下さい‼手織り絨毯
フロムギャッベ
