
Sileh dragon pattern Caucasus around 1900

シレー カラバフ
シレーとはアルメニアのカラバフ地方やアゼルバイジャンで織られる特徴あるスマックキリムの事でコーカサス地域ではヴェルニと呼ばれます。 シレーと言う呼び名はヨーロッパの絨毯書籍やコレクターの間では一般的なようですが、語源は、判りません。フランス語の糸や生地に蝋引きする(シレー)からとも思われますが、推測に過ぎません。
カラバフのシレーは5か2のような型が碁盤目状のパネルに色違いで交互にはめ込んだ様な特殊なデザインが多く残っています。5か2の型はドラゴンか蛇を現わしているようです。最もこの5か2の型の幾何学模様も又、無数の小さなドラゴンか蛇を模ったモチーフで埋め尽くされています。
アゼルバイジャンのシレーは主に段状・升目に区切られたスペースに花・動物(馬やラクダや鳥など)のモチーフが繰り返されます。

アゼルバイジャン
シレーは経糸・緯糸共にウールの平織りラグですが、スマック織りですので経糸に巻き付けた飾り糸が無造作に裏面に出ますので、裏表が出来て片面のみの使用となります。

裏面

お使い下さい!!手織り絨毯
フロムギャッベ