シャ-サヴァン族はサファビー朝の第5代王アッバス1世(1571~1629年)と深い関わりが有ります。
アッバス1世はカスピ海の西南のトランスコーカサスの山岳地帯に住み着いた多くの部族にシャーサヴァンという名誉ある名前を与え宿営地を確保したり保護する事で次第に大きな武力グループに纏め上げ、西方の辺境地の防衛に当たらせました。
シャーサヴァンの絨毯織りはアゼルバイジャンを中心とするトルコ・アルメニア・ペルシャのエッセンスを含む多様性を有しています。独特の幾何学模様のメダリオンとそれを囲む遊牧民由来の様々なモチーフと鮮烈な色彩が印象的な主にウール製トライバルラグですが、1900年以降にはあまり製作されなくなり飾りキリム(スマック織り)が主体になった様です。今にちでは19世紀から20世紀に作られたランナー、馬やロバの飾りキリムバッグや床壁用の大判キリムが見受けられます。コーカサス絨毯とシャーサヴァンの絨毯はとても似ています!
*シャーサヴァン族は、冬の間ムガン平原で暮らし夏になるとサバラン山脈やアルダビール市・メシュキンシャー・サラブなどに移動していましたが、現在は定住生活しています。
お使いください!!手織り絨毯
フロムギャッベ