
1970 abade

1980 abadeh

1960 abade
カシュガイの絨毯と思いきやアバデという事が有ります。上下に出ているフリンジ(縦糸)がウールではなく綿が使われているのでパリッと固く織れていますので良く見れば容易に判別出来るのですが、離れて見るとカシュガイ絨毯の様です。
アバデは同じファールス州のカシュガイ族らが多く住むシラーズから北へ170㎞程離れたところにある古い標高2000m級の高原の町です。
アバデの絨毯のデザインは主に上記の画像の様なシラーズで取引されるカシュガイ族の絨毯の様です。ボーダーの内側中央部が大きな6角形で仕切られてその中央と4隅のコーナーにメダリオンを配し、その他フィールドは草花、鳥・羊などの動物や遊牧民伝承のモチーフでおもちゃ箱をひっくり返した様に埋め尽くされています。所謂部族の絨毯風ですが、経糸緯糸のベース糸は綿で25~30万ノット程に毛足1㎝程のウールパイルを結んで織られています。

1990 abadeh

1960 abadeh

1960 abade

abadeh 198×295
古いアバデの絨毯にはジリスルタニ(花瓶の羅列模様)やストライプの様な上記に有る様なメダリオンコーナーではないオールオーバータイプも見られます。
お使いください!!手織り絨毯
フロムギャッベ