手織り絨毯に鳥の文様も欠かせません。イラン各地の都市で織られるペルシャ絨毯・バローチ族やバクティアリ族の様な村の絨毯(部族系の絨毯)そしてヨーロッパ・アフリカから中国西域のウイグル絨毯迄広く鳥はモチーフとして使われて居ります。鳥の種類も色々で鷹や孔雀の様な立派なものから可愛らしいツグミの様な小鳥やニワトリまで色々有ります。豪華な新旧のペルシャ絨毯には羽を広げた孔雀が樹木やアラベスク文様に取り込まれて描かれて居ります。鳥は人間にとって幸せを知らせてくれる大事な生き物で有るようです。
*このカシャンの絨毯には樹木に紛れて沢山の鳥達がいました。
なんと24羽もいましたよ‼ ボーダーに8羽・フィールドに16羽です。
かつて青梅街道沿いの阿佐ヶ谷で中国貿易をされていらした輸入商社さんと取引が数年間有り買ったり売ったりした事が有りました。社長さん自ら中国の奥地の少数民族の土地に入り込み当時竹籠を主流に扱われていましたが、中国西域のウイグル族の織った絨毯をお持ちでした。ペルシャ絨毯に有るような鳥とアラベスク模様の絨毯でして渋谷のお得意様の店頭で販売して貰いました。30年以上も前の事なので現物も写真も残っていないのが残念です。今でもあのような手織り絨毯が作られているのか気になります。
手織り絨毯大国イランでは小鳥を飼育して愛でるのは日本以上です。
紳士淑女の嗜みの様です。首都テヘランには鳥庭園ーbirds gardenも有ります‼
お使いください!!手織り絨毯
フロムギャッベ