2025-01

手織り絨毯

ウール製手織り絨毯の遊び毛

新品のウール製手織り絨毯は多かれ少なかれ何れも遊び毛と呼ばれる毛糸の不要物が出ます。手織り絨毯は正規のルートで輸入されるならば織り終わった後で、現地で2~3回は水洗い天日干し・最終仕上げされるのですが、それでも遊び毛は出て来ます。ペルシャン...
手織り絨毯

やっぱり楽しいオールドギャッベ

やっぱり楽しいオールドギャッベです。*イラン南西に位置するファールス州のザクロス山脈の遊牧民の人々が、テント生活の必需品として作っていた1980年代頃までのギャッベ絨毯を特にオールドギャッベと呼んでいます。オールドギャッベ絨毯は何枚見ても飽...
手織り絨毯

ペルシャ絨毯 モバラケ

今回はブログ”フロムギャッベ手織り絨毯の話”の中でも何となくシリーズの様になっている今は無き絨毯産地の一つモバラケに付いてです。手織り絨毯の製造は極度の集約労働型の産業ですのでその土地により良い産業が興ると労働者不足とコストの上昇が起こり衰...
手織り絨毯

クムのウール絨毯

クムはイランの中央部にあるペルシャ絨毯の有名産地ですが、コムやゴムと人によって違う発音で呼ばれる事も有ります。       クムウール?現在ペルシャ絨毯でシルク絨毯と言えばクムです。クムはペルシャ絨毯産地としては1930年頃より始まった新し...
手織り絨毯

カシュガイ? アバデ abadeh です。

カシュガイの絨毯と思いきやアバデという事が有ります。上下に出ているフリンジ(縦糸)がウールではなく綿が使われているのでパリッと固く織れていますので良く見れば容易に判別出来るのですが、離れて見るとカシュガイ絨毯の様です。アバデは同じファールス...
手織り絨毯

シャーサヴァン族の絨毯とキリム

シャ-サヴァン族はサファビー朝の第5代王アッバス1世(1571~1629年)と深い関わりが有ります。アッバス1世はカスピ海の西南のトランスコーカサスの山岳地帯に住み着いた多くの部族にシャーサヴァンという名誉ある名前を与え宿営地を確保したり保...
手織り絨毯

ペルシャ絨毯 アルデビール州メシュギン

王の土地・メシュギンシャー(meshgin)・メシュキンシャー(Meshkin)は、イランの北西部のアルデビール州に有る古い小さな町で、独特のペルシャ絨毯の産地として有名です。中央アジアのオグズを祖とする遊牧民シャーサヴァン族が住んでいたア...
手織り絨毯

ギャッベとは?テント生活の必需品から世界で人気の輸出品へ

今更ながらですが、ギャッベとは?イランの南西部に跨るザクロス山脈ファールス州で遊牧生活を送っていた最大勢力のカシュガイ族始めルリ族・バクティアリ族・ハムセ連合などと言った人々がテント生活の必需品として織っていたウール製の毛足の長い絨毯をペル...
手織り絨毯

ホットカーペットのカバーとして

手織り絨毯をホットカーペットのカバーとして、床暖の上に使って大丈夫ですか?と時折質問を受けますが、大丈夫です。機械織り絨毯で時折裏に接着剤で生地を裏張りしているようなタイプは駄目ですが、基本綿でも毛でも化学繊維でも、パイル絨毯でも平織でも通...
手織り絨毯

初めて見たギャッベ ファルバハール

1940年頃の珍しい柄のギャッベを見つけました。100cm角程の中に様々な伝統のモチーフ(家畜や鳥、剣を持つライオン、女の子に馬、花、鍵、八角星、生命の樹、ボテなど)が此れでもか!と言うぐらい詰め込んであるのですが、一番目立つ位置にゾロアス...